本当に、
ゴト師とのイタチゴッコというか、
大変でした。
ゴトとは・・・簡単に言うと、
パチンコ店で、
玉・コイン・お金を不正に出す行為の事です。
たま~に、
夕方のニュースなので取り上げられてはいますが、
なかなか一般の方には、
ピンとこないかもしれませんが、
これが困ったもので・・・
対策しても、対策しても、
裏をかいてというか、
手を変え、品を変えて、
ゴトをしてきます。
どんなにメーカーが、
ゴト対策をしても、
ダメです。
私も何度ゴト師にやられたか・・・
夜中に忍び込まれて、裏ロムを仕込まれました。
これは、排煙窓を外して忍び込まれました。
それからは、
排煙窓にも、セキュリティーを入れました。
営業中に足止めをされ、裏ロムを仕込まれました。
これは、数人のゴト師が一斉に、
ホールスタッフに声をかけたりして足を止め、
その隙に、死角で台を開けで裏ロムに交換する。
ほかにも、
スロットで大当たりを直撃する体感機ゴトや、
不正改造されたハーネスと言われる配線に交換されたり、
セルゴト、ピアノ線、持ち込み玉・コイン、
台たたき、磁石、クレマン、クレタン、
ホッパーゴト、コイン戻し、セレクターゴト、
両替機ゴト、サンドゴト、JC・MCゴト、
電波ゴト・・・
色々なゴトにやられました。
一年間で日本中のパチンコ店の被害金額は、
500億以上とも1000億以上とも言われています。
また、ゴト対策会社もあり、
ホールは高いお金を払って、
対策をしてもらったり、
講習を受けたりしています。
また、ゴト対策の器具なども販売しています。
ホールにも、
ゴト対策室みたいな部署がある会社もあります。
防犯カメラ、インカムとかも、
ドンドン進化し、金額も上がっていきます。
被害金額と対策金額の、
ゴトに関わる金額は相当な金額になります。
ホールはゴト師との戦いに、
莫大な費用をかけているんです。
結局、この費用を被るのは、
当然ながら、一般のお客さんです。
一般のお客さんに行く分のお金が、
ゴト師に流れていると言ってもいいでしょう。
私はまず、
メーカーがしっかりしろ!
と言いたいです。
何回も何回もやられて・・・
いい加減にしろ!って感じです。
そのくせに、
今回の機械はゴト対策がバッチリです!
なんて言います。
行政もちょっと考えたほうがいいと思います。
例えばラスベガスでは、
スロットマシーンからコインはもう出ません。
すべてチケットでのやりとりになっています。
お客さんの利便性もそうですが、
ゴト対策の為でもあります。
他にもラスベガスの防犯対策、
イメージアップ戦略なども参考にできると思います。
官民が協力して臨まないと、
ゴトの被害はなくならないと思います。
そして、ホール側もノウハウを共有して、
対策していかないとダメです。
自分のホールだけ対策すればいいと思っていたら、
業界全体がダメになっちゃいます。
とにかく、
頑張って、
憎っくきゴト師を、
撲滅してほしいものです。